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映画営業部 橋本 櫻
2007年入社
東京テアトルに入社した理由は?
元々映画が好きでしたが、就職ではホテルなどのサービス業に携わりたいと思っていました。その中で、よく足を運んでいた映画館を運営している東京テアトルが、ホテル経営(当時)も行っていることを知り、「この会社なら映画とホテル、両方できる!」と思い、当社を志望しました。さらに東京テアトルは、飲食や不動産など多彩な事業を展開しており、その全てが「誰かを楽しませたり、喜ばせたりすることに繋がる仕事」であるという点に私は強く共感し、入社に至りました。
仕事のやりがいは?
映画というのは、1本完成させるだけで結構な奇跡だと常々思っています。たくさんの人々が情熱を注ぎ、とてつもない手間とお金と時間をかけて、一つの作品をつくり上げます。その苦労の結晶とも言える作品を、世に送りだす手伝いができることは、大きなやりがいです。多くの関係者と接し、調整していく仕事で簡単にはいきませんが、たとえば取引先の方と接する時に映画以外の話題で関係性が深まり、仕事が進めやすくなることもあります。そのため、様々なことに興味関心を持ち、引き出しの多い方は活躍できると思いますよ。
現在の仕事内容は?
映画営業部に所属し、配給営業を行っています。簡単に言うと、映画の卸売り。年間で13~16本程度の映画の集客規模や公開スケジュールなどを検討した上で、興行会社(映画館を運営している会社)に上映を提案します。また、当社の宣伝チームや広告代理店と協力して、地方での宣伝プランを組み立て、舞台挨拶や取材がある時は、監督や出演者をお連れして一緒に現地に行くこともあります。作品の公開に向けて、映画をつくる人、宣伝する人、上映する人、その全員とコミュニケーションをとりながら進める仕事です。
職場の雰囲気は?
東京テアトルの事業領域は幅広いため、事業や部署によってかなり雰囲気は違うと思います。私もいくつかのセクションを経験してきましたが、映画営業部は比較的賑やかで活気のある雰囲気の部署だと思います。取引先からかかってきた電話に元気に応対していたり、社員同士が作品の上映プランについて相談しあっていたり、観た映画や行った映画館について意見を述べあっていたりするシーンもよく目にします。営業セクションということもありますし、個人というよりはチームで進める仕事なので、コミュニケーションが活発です。
ホテルでの接客経験で、サービス業の基本である心身の姿勢や話し方、相手の要望を先回りして汲み取る力、重なった仕事の進め方を身につけることができました。ただ、それまでは自分の仕事だけで精一杯でしたが、会社全体を俯瞰で見渡せる人事労政部に異動し、視野が一気に広がりました。部署や立場が違うとものごとの捉え方や判断が変わることを知り、他部署の方々に協力してもらう仕事もスムーズに進められるようになりました。多彩な経験が、今の私の糧になっています。
10:00 出社
メールを確認し問い合わせ内容に対応
11:00 製作委員会
公開予定作品の製作委員会にリモートで出席
13:00 昼食
みんなでデリバリーして映画話で盛り上がる
15:00 興行会社訪問
ブッキングの依頼をしに興行会社へ
17:30 イベント準備
開催予定の舞台挨拶の準備
18:30 終業
この日は新宿にショッピングへ
プライベートでも映画を観に行くことが多いのですが、まとまった休みをとり、旅行することもあります。料理が美味しいソウルや、映画祭時期のバンクーバーも楽しかったですが、一番印象に残っているのが、野生のイルカと泳げる御蔵島。運良くイルカが遊んでくれました。作品公開日の前後は、土曜日に舞台挨拶などが入ることもあり、その場合は休日を別日に振り替えられます。
02
ヒューマントラストシネマ有楽町
湯地 哲太郎
2021年入社
02
東京テアトルに入社した理由は?
映画が好きで、「映画を仕事にしたい」「映画の近くで働きたい」と考え、就職活動では映画業界の企業を中心に受けていました。中でも東京テアトルを志望した理由は、よく通っていた東京テアトルの映画館には「ただ映画を観る場所という以上に、観客の居場所となるような居心地の良さ」があったからです。また、東京テアトルは感染対策を徹底した対面での選考を行ってくれ、オンライン面接が苦手だった私も自分らしさを出すことができました。そのコミュニュケーションを大事にするスタンスにも魅力を感じ、入社を決めました。
仕事のやりがいは?
私が勤務する劇場は、お客様と会話することも多く、お客様から「面白かった。また来るね!」と声をかけていただいた時などはやりがいを感じます。接客は大変というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、むしろお客様との会話から、こちらが元気をもらえます。お客様にとって重要なのは、もちろん映画の中身ですが、それを観た場所や一緒に観た人、そして接したスタッフも含めて一つの「鑑賞体験」になります。お客様とのコミュニケーションを大切にし、より良い「鑑賞体験」を届けられるよう日々努めています。
現在の仕事内容は?
「大人の休日が過ごせる心地の良い映画館」をコンセプトに、ヨーロッパ映画を中心に上映する「ヒューマントラストシネマ有楽町」の運営・管理を担当しています。学生の皆さんですと、文化祭の運営をイメージしていただくとわかりやすいでしょうか。「映画の上映」という催し物の実施に向けて、配給担当と連絡をとりながら、宣材物の手配や映写の準備、飲食物・グッズの準備などを行い、接客も行います。また、通常業務として、設備の維持・点検、トラブル対応や、社員とアルバイトでいかに分担・協力して、各種業務を行うかを考えるのも社員の仕事です。
会社の風土は?
「人と人とのコミュニケーションを大切にしている会社」です。お客様との会話だけでなく、社員間でも話をよく聞いてくれる方が多く、新入社員のアイデアや意見も大事にしてくれます。また、一人ひとりの自主性を尊重する風土があり、新人でものびのび働ける環境です。「ヒューマントラストシネマ有楽町」は、スタッフのほとんどが20代という若めのメンバー構成で、様々な業務を社員とアルバイトが共に行うため、劇場全体で一体感があります。お互いが行っている業務を理解し合うことで、良い信頼関係が築けています。
入社後、半年ほどで一通りの基礎業務は覚えられましたが、まだまだ上司や先輩の背中から学ぶことが多々あります。忙しい時はついマニュアル的な接客をしがちですが、どんな時もお客様一人ひとりに合わせて柔軟な対応を行う上司や先輩の姿には、ハッとさせられます。「お客様のためにこうすべき、こうしたい」というこだわりを忘れず、より良い劇場にしていくことが今の目標です。将来的には、会社全体を見渡せる管理部門にもトライするなど、広い視野を身に付けていきたいです。
15:30 出社
メールやスタッフとの共有事項の確認
16:00 接客対応
アルバイトの方と一緒に窓口や売店で接客
17:00 物販品の発注
売れ行きを見ながらグッズなどを追加発注
18:00 夕食
休憩を兼ねて、手づくり弁当を堪能
19:00 映写準備
映写素材から上映用のプレイリストを作成
23:30 終業
最終上映開始後、閉館準備を行い、家路へ
友人や同期と食事に行ったり、家でギターを弾いたりすることが多いです。学生時代にバンドをやっていたので、またみんなで集まりライブをしたいです。映画館にもよく行き、毎月7、8本は観ています。映画館に配属されてからは、行ったことのない映画館へ意識的に足を運ぶようになりました。遅番の日は、映画を1本観てから出勤することもあります。
03
買取再販営業部
浜崎 春菜
2019年入社
東京テアトルに入社した理由は?
当社に入社した多くの社員がそうであるように、私が東京テアトルに興味を持ったきっかけは、大好きだった映画に関わる仕事がしてみたいと思ったからです。そして、最終的に当社を選んだ理由は、選考を通して出会った社員の方々に憧れたから。気さくで温かい人柄、聡明な話しぶりが印象的で、唯一、一緒に働きたいと思える人たちがいた会社でした。また、事業を多角化しており、積極的にジョブローテーションを行っている東京テアトルなら「早い年次で様々な事業や職種を経験できる!」と思ったことも入社の決め手になりました。
仕事のやりがいは?
買取再販の仕事は、いかに良い物件を仕入れられるかが重要になりますが、不動産仲介会社様との信頼関係がなければ良い物件情報を入手することはできません。そのため、何度か訪問を繰り返して信頼関係を築き、いち早く良い物件情報をいただけた時は自分を認められたと感じることができ、とてもやりがいを感じます。リフォーム企画についてはいつも試行錯誤をしていますが、自分が考えた間取りや壁紙、フローリングなどを見たお客様から「いいわね~」と喜んでもらえた時は嬉しく、モチベーションがアップします。
現在の仕事内容は?
入社2年目に、不動産の買取再販営業部に異動となりました。当社の買取再販とは、中古マンションを一部屋単位で仕入れて、リフォームによって新たな価値を加え、再販売すること。私は日々、仕入先である不動産仲介会社様への訪問を繰り返して物件情報を入手しています。そして、仕入れた物件の地域特性やニーズに合った仕様や間取りを企画して、施工を担当するグループ会社と連携しながらリフォームを行います。営業部ではありますが、一つの部署にいながら「営業」「企画」「サービス」といった仕事を経験できる魅力があります。
職場の雰囲気は?
一言でいうと「とても良い」です。自分自身には厳しい人が多いですが、周囲には優しい人ばかりです。私はわからないことがあれば積極的にアドバイスや意見をもらうようにしていますが、上司や先輩たちはどんな内容にも丁寧に答えてくれます。また、チームや年次の垣根を超えて盛んに意見交換が行われており、風通しも抜群です。また、若手にも仕事を任せてくれる風土があり、買取再販営業部への異動後、早々にリフォーム企画などを任せてもらいましたが、上司や先輩がサポートもしてくれるので安心して仕事に取り組めます。
以前の配属先である「新所沢レッツシネパーク」は、全席プレミアムシートでロビーの装飾なども特徴的であったため、固定ファンの多い劇場でした。この劇場の営業スタッフとして、幅広い世代のお客様と接することで、様々な立場の方が求めていることに気付く力が身につきました。また、予期せぬトラブルなどもありましたが、その経験を通して、様々な局面で柔軟な対応や調整ができるようになったと思います。
9:30 出社
出社後、部内ミーティングで営業状況を共有
11:00 不動産仲介会社訪問
担当エリアの不動産仲介会社に訪問し情報収集
12:00 昼食
この日は不動産仲介会社の担当者と食事
15:30 物件の査定
帰社後、紹介された物件を査定し買付を実施
17:00 打ち合わせ
リフォーム案をグループ会社の施工担当者に説明
18:00 終業
翌朝の報告内容をまとめて帰宅しリラックス
家で過ごすことが多いですが、映画館で気になる映画を観たり、古着屋さんを巡ったりもします。また、学生時代にスポーツをしていたこともあり、体を動かすことも好きなので、社内で開催されるフットサルなどにも参加しています。昨今の状況ではなかなか難しいですが、好きなアーティストのライブやイベントにも以前は定期的に行っていました。